トーハン創立76周年記念 川上社長メッセージ
株式会社トーハン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:川上浩明)は、9月19日に創立76周年を迎えました。川上社長は社内ネットワークを通じて従業員にメッセージを発信しました。内容は以下の通りです。
川上浩明社長挨拶(要旨)
今年度は、出版配送を守るためのコンビニエンスストア流通引継ぎや、西台センター廃止と川口センターへの作業移管、桶川センターでの書籍返品協業の開始など、大きなプロジェクトがいくつも同時進行している。各部門の担当者が社内外とよく連携し、実務を円滑に進めてくれているおかげで、いずれも計画に沿って進捗している。
3ヵ年の中期経営計画BEYONDはこの9月で折り返し地点を迎える。すでに推進中のen CONTACTによる事前受注拡大、デジタル印刷の活用構想、現地古紙化のプランニングなどに加え、全国的な配送コースの再構築などにも取り組んでいる。
新規事業ではサウジアラビアのセレクトショップ準備が順調に進んでいる。マリモクラフトを中心としたキャラクターグッズ事業も引き続き堅調だ。
しかし、本業を取り巻く環境は年々厳しさを増している。この6月に経済産業省から書店活性化プランが発表されたことは官民連携の新たな一歩と言えるが、時を同じくして国会ではトラック新法が可決成立し、運賃水準は今後さらに上昇が見込まれる。この切迫した状況についていっそう理解の輪を広げ、出版業界を挙げた流通改革を加速しなければならない。
そもそも本や書店に対する社会の期待には根強いものがある。HONYALは開始後一年弱で開業相談550件、成約50件超という状況だ。書店を始めやすくする施策の意義が評価され、HONYALの広告が表彰されるなど想定以上の反響である。こうした期待に十二分に応えられる出版業界を目指して、私たちはかつてない改革を成し遂げねばならない。全社を挙げてチャレンジを続けていこう。
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