取次事業

1949年の会社設立以来、全国の小売店(書店・コンビニエンスストアなど)と出版社を結ぶ取次事業を展開しています。

新刊書の発売に際しては、店舗から寄せられる仕入申込数や、立地などの環境特性、過去の類似書などの販売実績、市場動向に基づく販売予測や発売後のプロモーション計画など、多くの要素を勘案しながら、店舗別の送品部数を設定していきます。

トーハンの物流センターに一括搬入された新刊書は、緻密な作業計画に沿って店舗別に発送されます。発売後に書店から随時寄せられる注文に対しても、トーハン在庫・出版社在庫に分けて速やかな調達を図っています。

日本の出版社は約3,000社、書籍新刊だけでも一日平均200点以上が発売されています。その一方でトーハンが取引する書店は数千軒、コンビニエンスストアは数万軒にのぼり、多彩な商品が多数の事業者間で流通しています。取次が小売店と出版社との間に立つことで、商的流通・情報流通・物的流通がスムーズかつ効率的に行われています。

取次事業
トーハンは「マーケットイン型出版流通」の確立を目指し、読者や書店など「市場のニーズ」を起点とした流通の具現化に取り組んでいます。出版社の協力で取次や書店に開示される出版予定情報を元に、店頭での予約促進や販売計画のプランニングなどに活用できる情報インフラ「en CONTACT」も整備。店頭販売データや市場調査を通して国内外のマーケットニーズをとらえ、変化する需要動向を出版社やメーカーとも共有しながら、読者・生活者が求める商品やコンテンツをお届けしています。
取次事業