HONYAL NEWS 2025/05
株式会社トーハンから、小型書店開業支援サービス「HONYAL（ホンヤル）」の最新ニュースをお届けします。
HONYALで新しく生まれた本屋さんや、HONYALに関するトピックスを掲載しています。
HONYALのサービス内容につきましては公式サイトをご覧ください。
もくじ
HONYAL新規導入書店をご紹介（2025年5月）
トピックス
HONYAL新規導入書店をご紹介（2025年5月）
たびたび書店【2025/5/1OPEN】
店主：河田 真 氏
住所：兵庫県神戸市灘区水道筋6-2-19
営業時間： 11:00-21:00
定休日：火・水曜日&旅に出る時
Web: https://note.com/joyous_owl2962
https://tabitabihon.base.shop/
SNS: https://www.instagram.com/tabitabishoten/
5月１日にグランドオープンし、さっそく多くのお客に歓迎されている『たびたび書店』。店主の河田氏は、これまで会社勤めのかたわらイベント等で本を販売してきました。以前には18年間におよぶ小学校教諭の経験があり、児童書にも思い入れがあります。
『たびたび書店』では、「今の課題を見つめる本、生きづらさに寄り添う本」を中心にセレクト、新刊書に加えて古本・ZINEや雑貨も展開。店内にはバーカウンターを設置し、お酒やソフトドリンクを片手に店主や来店客同士で気軽に話せるようになっています。さらに「貸し棚サービス」も導入、利用者は一定額を支払うことで『たびたび書店』の一角で自身の好きな本を販売できます。中央平台は移動式で、時に読書会などのイベントを催したり、夜には飲食スペースを広げたりと、5.4坪の空間をフル活用しています。
所在地はエルナード水道筋商店街のアーケード入り口すぐそば。アクセスは阪急王子公園駅から徒歩5分、JR神戸線摩耶駅から徒歩7分と至便。市営バスなら92系統、水道筋6丁目バス停で下車、徒歩2分です。
Open Room【2025/5/23OPEN】
店主：田代 貴之 氏（株式会社レモンハウス）
住所：東京都渋谷区初台1-39-12-1F
営業時間：11:00-19:00
定休日： 日曜日 ※イベントに応じ不定休
Web: https://info.openroom.shop/
SNS: https://www.instagram.com/openroom__/
https://x.com/openroom__
運営会社の株式会社レモンハウスは、企画・編集・制作を手掛けるクリエイティブプロダクションです。アーティストマネジメント、落語会などの企画・プロデュースをはじめ、カルチャー分野において、イベントプロデュースからエンタテインメント企業の企画ディレクションやサポートなどを手掛けています。
このたび同社事務所の一部を改装し、店舗兼オルタナティブスペース「Open Room」がスタートしました。京王新線初台駅の南口地上出口から徒歩2分、ビル1階で道路に面し、その名の通りすべての人に開かれた場所として構想されています。
店頭では本やレコードの販売のほか、アート作品の展示、アコースティックライブから演劇、朗読、トークショーや落語会なども続々開催予定です。
書籍の品揃えは文芸書、アート、写真集などが中心になりそうですが、企画に応じて選書していく方針のため、ジャンルにこだわりはありません。たとえばミュージシャンのライブに訪れた人が本を買うきっかけになったり、逆に本を見に来た人がアーティストと知り合って興味の幅を広げたりするような、カテゴリを越えて感性と好奇心の連鎖を生み出す仕掛けに満ちています。
ひかりのたね【2025/5/30OPEN】
店主：金子 のぶ 氏
住所：東京都武蔵野市
「ヒーリングサロンひかりのたね 境サロン」
営業時間：10:00-19:00
定休日：月曜日（不定休あり）
※書店部分もサロン利用者向けの営業となります。
予約はWebサイトから受け付けています。
Web: https://hikarino-tane.com/
https://ameblo.jp/nobu220828/
SNS:
https://www.instagram.com/nobu_hikarinotane/
東京都府中市・武蔵野市でヒーリングサロン『ひかりのたね』を主宰する金子のぶ氏が、武蔵野市のサロンの一角で新たに本の取り扱いを始めました。人生の遍歴の中で日本発祥の手当て療法「レイキ（靈氣）」と出会い、その素晴らしさを広めたいと立ち上げた場です。
心身の不調や悩み事をかかえてサロンを訪れる人々に対し、店主は「誰もが内側に答えを持っており、それを紐解くお手伝いをさせていただいている」といいます。
そして今般、店主のもとを訪れる人々が必要とする「本」とも出合えるように、厳選したスピリチュアル系の書籍や、自己啓発・ヨガ・マインドフルネスなど心身を整えるための書籍をそろえました。目指すところは、こころ・体・魂からのアプローチで自分自身を幸せにできる女性を増やすこと、さらにそれぞれが自身の使命を生きることで社会を幸せにすること、とされています。社会福祉士の資格も保有し、行政機関で相談員を務めた経験もあるとのこと。福祉制度の実践的知識と、スピリチュアルカウンセラーとしての知見・感性が、選書にも活かされています。
なお、サロンの所在地は利用者のみに伝えられるため、本リリースには記載しておりません。
六日町ナマケモノ書店【2021/4月OPEN、2025/5月～HONYALで品揃え拡充】
店主：千田 昭子 氏
住所：宮城県栗原市栗駒岩ケ崎六日町56
営業時間：金・土・日・月・祝 11:00-17:00
定休日： 火・水・木曜日
Web: https://slothbooks.stores.jp/
SNS: https://www.instagram.com/slothbooks_/
https://x.com/sloth_books
https://www.facebook.com/muikamachi.slothbooks/
栗駒山麓のまちで2021年からゆったりと営業中の『六日町ナマケモノ書店』。コンセプトである「大人の休み時間」というフレーズには、「大震災以降、頑張ることが当たり前になってきた東北の大人たちに、マイペースなゆるい時間を過ごしてほしい」という思いが込められています。店名にあえて所在地を入れているのは、書店をつくる前にも他の移住者による個性的な店舗が増えており、それらを懐深く受け入れてきた町の気風へのリスペクトだそうです。
店主は子ども時代から仙台に暮らし、震災後は小売業界から転じて復興支援に携わってきた千田昭子氏。品揃えのポイントは、大人が自分の時間や個性を大切にできること。本に触れ、読書を通して個人がのびのびと暮らし、周囲と交流し、心豊かに知性的に生きられるようにと、このたび主に拡充を図った新刊本のジャンルは、文芸書、実用書、ビジネス書、児童書となっています。
店頭には古本のシェア書棚もあり、ZINEやリトルプレスもバラエティ豊かです。オリジナル雑貨やハンドメイド作品も広く取り扱い、シェアスペースを活用したイベントにも力を入れており、“ナマケモノ”の屋号には良い意味で裏切られる、奥行きのある楽しい書店です。
トピックス
これまでの開業ご相談件数は495件。
うち17店舗とお取引をスタートできています。
都市部に限らず地方からも多数のご相談が寄せられています。
HONYAL（ホンヤル）のサービスを2024年10月17日にリリースして以来、約7か月間の開業相談件数は累計で495件となっています（2025年5月26日現在）。
お問い合わせを受け、順次打ち合わせが進み、これまでに9都道府県の17店舗でHONYALのご利用がスタートいたしました。
他のご相談案件も、コンタクトのタイミング等によって進行状況はそれぞれに異なりますが、一軒でも多くの書店開店を実現できるよう、真摯に話し合いを進めています。
今後の展開にご期待ください。
これまでのHONYALによる開業お問い合わせ件数と、実際に成約まで進んだケースを、都道府県別に集計（※）してみました。
（※ ヒアリング開始前・開店地未確定などのケースは除いていますので、集計表上でお問合せ件数が少なくても、実際にはそのエリアから届いている場合もあります）
図表は、都道府県別人口の多い順に並べたものです。
お問い合わせや成約の件数は、おおむね人口規模に比例してはいるものの、必ずしも大都市圏だけに限られる状況ではありません。
これまでニュースリリースでご紹介してきたように、地方都市でも書店の新規オープンや、既存の店舗様との取引開始が実現しています。
個々に事業計画などをお聞きしていくと、むしろ都市部か郊外かといった単純な要因によらず、店主の暮らしの基盤や「ここで本屋をやりたい」という意思、各エリアにおける「本」へのニーズや「本屋」への期待感、といった要素によるところが小さくないことが分かります。
外形的な人口の多寡によらず、「本」や「書店」を必要とする方々―本を求める読者や、書店を開きたい店主志望者―は、広く全国各地にいるという事実の一端が、こんなちょっとした集計表にも現れているようです。
HONYALについて詳しくはウェブサイトからお気軽にお問い合わせください。ご質問や開業相談は随時受け付けています。
この件の取材申し込み・お問い合わせ等は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
お問い合わせフォームはこちら