弊社お取引書店のPOSデータ集計による2025年のゴールデンウィークの書店店頭売上動向についてお知らせします。

• 集計期間：4月26日（土）～5月6日（火）
• 調査対象書店：1,543店

概況

• 総合売上前年比は97.8%。立地業態別で上位だったのはSC内99.6％、オフィスビルテナント99.4％、駅ビル内99.2％でした。
• 雑誌101.1％のうちムックが113.4％と高く、万博・旅行ガイド等が売れ行き良好でした。

商品種別状況

立地業態別状況

販売上位商品

書籍 98.4％

〈児童書〉110.1%と前年比2桁の伸びとなりました。『大ピンチずかん』（鈴木のりたけ 作／小学館）3巻が好調で、既刊も売れています。『名探偵コナン 隻眼の残像』（青山剛昌 原作／小学館）、『つかめ!理科ダマン 9 「動物のふしぎ」を探れ!編』（シン･テフン 作、ナ･スンフン まんが／マガジンハウス）なども売れ行きを伸ばしました。
〈資格・語学〉107.4％と好調。『TOEIC L＆R TEST 出る単特急 金のフレーズ』（TEX加藤 著／朝日新聞出版）をはじめ、英検、TOEIC関連書が売れています。
〈文庫〉前年比は98.7％。『街とその不確かな壁 上・下』（村上春樹 著／新潮社）、映画公開中の『#真相をお話しします』（結城真一郎 著／新潮社）などが上位となりました。

雑誌 101.1％

内訳は定期雑誌が前年比95.6％、ムックは前年比113.4％。ムックでは『大阪･関西万博ぴあ』（ぴあ）、『るるぶ大阪･関西万博へ行こう!』（JTBパブリッシング）、『万博をとことん楽しむ本』（宝島社）、『2025年日本国際博覧会 大阪･関西万博公式 ガイドブック』（2025年日本国際博覧会協会）など、大阪・関西万博の情報誌が大きく売り上げを牽引しました。

コミック 89.2％

『アオアシ 39』（小林有吾 著／小学館）、『名探偵コナン 107』（青山剛昌 著／小学館）など、人気シリーズの最新刊が上位にあがりました。また、昨年完結した人気コミックのファンブック『僕のヒーローアカデミア ファイナルファンブック Ultra Age』（堀越耕平 著／集英社）が売れ行きを伸ばしました。

マルチメディア　106.8％

『2025 BBMベースボールカード 1stバージョン』（ベースボール･マガジン社）のほか、野球、プロレス等のカードが上位に上がりました。また、『名探偵コナン』『傷モノの花嫁』をはじめとする人気コミックの特装版や、付録付きムック『JILL by JILL STUART BOOK ハートフリルバッグ GRAY ver.』（宝島社・税込3,289円）など、高価格帯商品が売り上げを牽引しました。