ここから本文です

社長挨拶

株式会社トーハン
代表取締役社長
近藤 敏貴

ご挨拶

書物とは、言葉を得て文字を編み出した人類が、時を超えて営々と築いてきた知的活動の結晶です。その歴史の最先端で、トーハンは1949年の設立以来、本の流通の一翼を担ってまいりました。

いま、社会環境の大きな変化の中で、トーハンも大きく変わろうとしています。2019年度より第二の創立期と位置づけ、5カ年中期経営計画『REBORN』を始動し、あらためて「本業の復活」と「事業領域の拡大」に取り組むことを宣言しています。

私たちが目指す未来は、多くの人々で書店が賑わい、紙や電子で読書に親しむ文化が永続し、社会全体が知的にゆたかな方向へと進みつづけてゆくことです。その実現プロセスへの絶えざる貢献こそが、私たちが自らに課す最大の使命です。誰もが気軽に、多様な本へとアクセスできる環境づくりは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも関わる重要な事業です。

ゆえに私たちは、従来のプロダクト・アウト型流通からマーケット・イン型流通へのシフトを提唱し、今まさにその具現化を推し進めています。この改革を通して、より社会への貢献度が高い、新しい本業の形を実現してまいります。

さらに、蓄積してきた経営資源を多方面に活かし、新たな事業領域にも果敢に挑戦しています。本業である出版物の流通販売と関連の深い領域、そして従来の取次事業とは全く異なる領域にも進出し、企業として将来にわたる成長を期しています。

今日もまた、読み手に望まれ、書き手を衝き動かした新たな一冊が、人と本の歴史を紡いでいます。私たちはすべてのステークホルダーの皆様との信頼関係を深め、『REBORN』完遂を経て今後も社会の発展に貢献できるよう、たゆまぬ挑戦をつづけてまいります。