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脳科学者・川島隆太教授の研究 「朝の読書」の効果を科学的に実証

2018年12月20日

脳科学者・川島隆太教授の研究 「朝の読書」の効果を科学的に実証
~12月6日付『東京新聞』〔夕刊〕に研究結果の紹介記事が掲載~

株式会社トーハンは、子どもたちが読書好きになり、豊かな心が育まれることを願い、学校での「朝の読書」を推進しています。実践校では、子どもたちの行動に落ち着きが生まれ、学力が向上したという声も多く聞かれます。
2018年12月6日付の東京新聞(夕刊)に、記事「静寂と集中 番外編 朝の読書30年 学力への好影響 裏付け 東北大加齢医学研・川島所長に聞く」(岩岡千景記者)が掲載され、脳科学者・川島隆太教授による研究で、「朝の読書」は科学的にも効果があることが紹介されました。

【東北大加齢医学研究所所長・川島隆太教授による調査】東京新聞12/6付夕刊より

読書時間が長い子ほど平均偏差値が高い
一日の読書時間
「全くしない」...平均偏差値48.4
「10分未満」 ...平均偏差値49.7
「10~30分」 ...平均偏差値50.9
※勉強時間「30分~2時間」で、睡眠が「6~8時間」のグループで調査

勉強時間が同じでも、読書をする子の方が平均偏差値は高い
一日の読書時間
「全くしない」...平均偏差値50.4
「10~30分」 ...平均偏差値53.6
※勉強時間「2時間以上」のグループで調査

※調査方法
仙台市教育委員会と協力し、同市の小・中学生約7万人に生活や学習習慣などを問うアンケートを実施し、
睡眠と勉強時間の長さで3グループに分類。
※研究の詳細については、下記の本を参照ください。
●『「本の読み方」で学力は決まる 最新脳科学でついに出た結論』
 松崎 泰、榊 浩平 著、川島隆太 監修/青春出版社
●『読書がたくましい脳をつくる 脳科学が見つけた、みんなの生活習慣と脳の関係』 
 川島隆太 著/くもん出版

「朝の読書」は、1988年に千葉県の私立女子高校で二人の教師によって提唱され、1995年よりトーハンが支援する形で全国に広がった読書推進運動です。2018年に30周年を迎え、全国で約27,000校、970万人の小・中・高校生が「朝の読書」に取り組んでいます。
また、「朝の読書」が習慣化するなか、2006年12月から、家庭での読書「うちどく(家読)」も推進。読んだ本について語り合うことで、家族のコミュニケーションを深めようと提唱しています。「朝の読書」や「うちどく」は、文部科学省が2018年4月に発表した第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」の中でも取り組みの具体例として取り上げられています。

トーハンは、子どもの頃から本を読む経験が心の豊かさを育む土台となり、人生の糧になると考え、引き続き「朝の読書」への支援ならびに「うちどく(家読)」運動に取り組み、社会全体への読書啓発に努めます。

■この件に関するお問い合わせ  トーハン広報室 TEL 03-3266-9587