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株式会社新潮社様の週刊新潮に係る中吊り広告取扱いの件について

2017年6月 5日

株式会社新潮社様の週刊新潮に係る中吊り広告取扱いの件について

株式会社トーハン

週刊新潮に係る中吊り広告の取扱いの件につきまして、当社の株主の方々や取引先様、関係先様に多大なるご心配をおかけいたしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。
本件につきましては不適切な取扱であり、取引者間の誠実義務に欠けていたことを認め、いち早く新潮社様にお詫びをしております。
当社は、本件発覚後、速やかに新潮問題特別調査委員会を設置し、本件貸し渡しの全容解明に向け調査を継続してまいりました。

当委員会の調査の結果、以下のことが判明いたしましたので、ご説明いたします。
(1)週刊新潮の中吊り広告については、取引先書店様への販促物・拡材の一つとして、平成15年4月頃から当社担当者より新潮社様にお願いして発売日前々日午後にはご提供いただいていたこと。
(2)平成17年春以降には週刊新潮の中吊り広告を社内掲出していたこと。
(3)文藝春秋様の営業担当者から「勉強のため」、「自社は校了後であり内容変更できない」等の話を受け、求めに応じて、当初は、商談中に机上で週刊新潮の中吊り広告のメモを黙認するようになったこと。
(4)平成23年春頃から文藝春秋様の営業担当者からの求めに応じて、発売日前々日午後には週刊新潮の中吊り広告を当社担当者より文藝春秋様に貸し渡しする仕組みが形成されたこと。
(5)以降、平成29年5月8日まで、ほぼ毎週に亘って貸し渡しをしていたこと。
(6)当社担当者は、週刊新潮の発売日前々日午後に文藝春秋様に貸し渡しすることによって、内容変更が間に合うとの認識がなかったこと。
(7)内容変更が間に合うと知っていれば、貸し渡しは行わなかったこと。

これら事実関係について、新潮社様にご報告申し上げるとともに、改めて新潮社様に当社より謝罪を申し上げました。
なお、本件に関連して、当社担当者が金銭授受や饗応などの提供を受けていた事実は確認されておりません。
当社は、本件を受けて、全社的な業務の総点検を行うとともに、組織体制・法令順守体制(コンプライアンス)の強化に努めてまいります。
以上の通り、当委員会における調査に基づき、最終報告とさせていただきます。