平成21年度版『書店経営の実態』刊行
平成21年度版『書店経営の実態』刊行
株式会社トーハンは、このほど平成21年度版『書店経営の実態』を刊行しました。
本誌は、書店を企業体・店舗という視点から多角的にとらえた書店経営の指標として、毎年刊行しています。本年度は全国の145企業404店舗の平成20年4月から21年3月までの経営資料を集計・分析し、まとめたものです。編集・販売等の運営業務は、(株)トーハン・コンサルティングが行っています。
今回の調査結果の特徴としては、以下の点があげられます。なお本誌における経営指標においては、企業体を単位として、健全企業は売上高対経常利益率0.0%以上、欠損企業は売上高対経常利益率0.0%未満として分析しています。
(1)売上高伸長率
・売上高伸長率は、健全企業-2.9%、欠損企業-8.8%、総平均-4.9%と、昨年総平均の-4.4%を更に0.5ポイント下回り、14年連続のマイナス成長となりました。
(2)収益性
・収益性を見る売上高対営業利益率-0.5%は昨年の0.0%からマイナスとなりました。売上高対販売費・管理費率は22.9%(昨年22.1%)、売上高対人件費率は11.1%(昨年10.9%)、粗利益対経費率は101.3%(昨年100.0%)と、いずれも昨年平均と比べ上昇。労働分配率は昨年の52.4%から51.8%と若干の改善はみられたものの、販管費負担の重さがこれらの数字に表れています。
(3)従事者数、パート・アルバイト比率
・従事者数の平均は8.1人で、内訳は社員3.1人、パート・アルバイト5.0人となり、パート・アルバイト比率は61.7%となりました。
(4)「書店経営における先行き・見通し」について
・自店における景況感は「下降する」が78.2%と、昨年より2.8ポイントアップ、「資金繰りの悪化」は39.5%から45.7%へアップと、経営者が感じている経営環境は、依然として厳しい状況であることが伺えます。
(5)「競合他社との差別化」について
・「差別化のための店舗づくり」を行っている企業は、67.5%。残りの「行っていない」店舗は、その必要性は認識しているが、さまざまな事情で出来ていないという回答が9割を占めます。
(6)「人材育成」について
・従業員の育成については、76.2%が「満足していない」と回答。時間的・金銭的余裕がないことが大きな要因となっています。
(7)「インターネット販売」について
・7割強の店舗で、インターネットによるサービスが展開されています。43.8%の経営者は、ネット通販事業の活況を「脅威」と感じているが、21.0%の経営者は「ビジネスチャンスである」ととらえています。
■発行 トーハン 編集 トーハン・コンサルティング
■判 型 B5判 72ページ
■頒 価 1,470円(税込)
[ご注文・お問合せ]
(株)トーハン・コンサルティングまで(TEL03-3267-8686)
■この件に関するお問い合わせ トーハン広報室 TEL 03-3266-9587
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