新年仕事始め式 年頭挨拶
新年仕事始め式 年頭挨拶
株式会社トーハンは、1月5日午前9時より新年仕事始め式を行いました。山﨑厚男社長の挨拶(要旨)は以下の通りです。
新年あけましておめでとうございます。平成22年がスタートいたしました。仕事始めにあたり、一言お話しをしたいと思います。
われわれを取り巻く状況ですが、出版業界は引き続き全体マーケットが収縮しています。そしてそのような状況が業界全体を追い込んで「再編」の名のもとに、さまざまな動きが昨年来より進行していますが、それが本当に業界全体の再生につながるかどうか不透明である中、われわれがそして業界全体が何をなすべきなのかを客観的に確認していく必要があります。
それは一言で言えば、消費者のニーズに応えマーケットを質的量的に拡充させること、それに真摯に携わるプレイヤーの、売上と利益を増進するということに他なりません。
トーハンは今中間期で大変不本意な結果でありました。様々な取り組みをしたにせよ、大きな課題を残しています。
しかし、こうした状況の中からこそチャンスが芽生えてきます。まずわれわれが自信を持つこと、それは出版、活字の力、トーハンの力を信じることであります。加えて、今年2010年は「国民読書年」であります。このチャンスをおおいに活かし、われわれの飛躍の契機にしなければなりません。
努力の具体的な方向性は二つ。一つはチャンスロスの撲滅であります。まだまだ現場においては、見逃していることが多いのではないか。消費者、読者が求めているコンテンツがきちんと消費者のもとに行き渡っているか? 消費者が当然と思っているサービスレベルにわれわれの業務が追いついているか? また、消費者・読者になり得る人々をみすみす見逃していないか? そして、コスト削減や生産性の向上をもたらす取り組みを怠っていないか? もうこれ以上は出来ないというところまでやりつくしているでしょうか。
もう一つは、新たな商品・サービスの開発、業態の開発であります。消費者のニーズは多様化して既存の商品やサービスのレベルでは満足することなく、加えてこのデフレ状況の中で価格に対する欲求も貪欲な傾向にあります。そのような中で従来と同じ商品・サービスや業態では戦えないことは自明であります。MVPプロジェクトの推進による高付加価値商品の投入、プラスゲオによる業態提案の拡大等、さらには現在未踏である分野への挑戦を果敢に行うことで、書店さんと一体となった業態開発を実現し新たな顧客を創造していかなければなりません。
いずれにしてもわれわれは、引き続き全ての力を結集し、自らの企業理念をこの困難な状況の中、実現していかなければなりません。そのためには、継続する事業体、すなわちゴーイングコンサーンとして生き残らなければなりません。顧客のニーズに応えることと、自らの収益性の改善と企業基盤の充実を両立させなければなりません。そのために課せられるハードルは決して容易なものではなく苦しみと痛みを伴うものになると思います。
わたしたちは、このような状況が好転し昔に戻るのだなどと夢想することを戒め、状況を踏まえつつ、新たな風景・新たな地平を切り拓き、全く新しい価値観をもったトーハンを構築するために、創業61年目のスタートとしての新たな一歩を踏み出すのであります。
その一歩を踏み出すにあたっての当面は、目標数値を何としても達成し、第4四半期そして21年度通期を仕上げることであります。効率販売、責任販売、市場開発、そして生産性向上、経費削減等短期間にやらなければならないことが山積しています。
そして、次年度22年度以降につなげること、社内外におけるこのピンチをチャンスに転化するための努力と労苦を惜しまないことを皆さんと共に誓い合いたいと思います。
最後になりますが、厳しくもありまたチャンスに溢れた今年一年において、皆さんが心身ともにご健康で、更なる研鑽と努力を重ねられんことを祈念し、年頭の挨拶とします。
(平成22年1月5日 午前9時より、トーハン本社にて)
■この件に関するお問い合わせ トーハン広報室 TEL 03-3266-9587
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