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トーハン平成30年度入社式

2018年4月 2日

トーハン平成30年度入社式


株式会社トーハンは、4 月2 日午前9 時より本社8 階大ホールにて、平成20180402nyushasiki.jpg30 年度入社式を執り行った。今年度の新入社員は37 名(男子19 名、女子18 名)。藤井武彦社長は挨拶で、全社員に共通するトーハンの三つの経営基本方針と行動指針に触れ、その意味するところと新入社員としての心構えを説き、激励の言葉を述べた。挨拶(要旨)は次の通り。

皆さん、入社おめでとうございます。お堀端や江戸川橋の桜も、例年より満開時が今年は早まり、皆さんの入社を祝うかのように見事な咲きぶりを見せておりました。皆さんが仕事を通して大きく成長し、出版文化の発展のために活躍されることを期待して、入社を心からお祝い申し上げたいと思います。

出版業界はいま大転換点にあり、市場環境が変わり続けています。しかし、だからといって今後、出版物の存在価値が失われるということはありません。本は日本の文化を支える基盤となるものであり、心豊かに人生を送るための心の糧としての必需品であります。
変化とは生きている証拠であり、トーハンにとって、この変化こそがチャンスです。環境が変化する中で、チャンスを生かすために、私たち自身が具体的に何をやるかということが、最も大切なことです。

トーハンの取り組みの一端を申し上げますと、TONETS V などIT を駆使した販売提案、リアルとネットの融合を進めるトーハン独自のBtoCプラットフォームであるe-honの強化、書店に新たなお客様を呼ぶ「店頭活性化プロジェクト」や、既存の枠を超えて本の面白さを発信する「ほんをうえるプロジェクト」、さらには書店用POS レジとして初めてポンタ・楽天ポイント・dポイントの三種類に対応した「POS V」の開発や運用なども、非常に業界の注目を集めています。そして、文具・雑貨・カフェを軸とした「複合商材・複合売場」の開発にも、トーハン独自のノウハウが生かされています。こうした複合事業もさらなる進化の過程にあり、今後は書店に組み合わせる玩具売場の展開も計画しています。また、日本国内はもちろん、国境を越えて中国・東南アジアなど海外市場に対し、販路の開拓に積極的に取り組み、世界を相手に、版権ビジネスや国際イベント事業の拡大も、重点施策として推進をしています。

一方、近年、輸送業界が厳しい環境にあり、安定的な物流ネットワークの構築が課題となっています。これに対しても、出版業界全体で力を合わせ、より進化した出版物流ネットワークを構築すべく、取り組みを進めています。目下進行中であるトーハンの「本社再構築・物流再配置」に関しても、新規プロジェクトチームを編成し、計画全体を強力に推進しています。このように、私たちは様々な事業分野を持ちながら、出版を基軸としたマーケットの活性化に、日々挑戦しています。

トーハンの今年のテーマは「変革と挑戦」です。本業である出版取次を基軸としながら、積極的に事業領域を拡大して、これまでにない「出版総合商社」という新しい業態を、今まさに、自分たちの手で創り出そうとしています。
企業が進化するためには、「社員一人一人の力」が最も大切です。この観点から、特に教育・研修に力を入れています。皆さんにも、新入社員研修をはじめとして、社内講師による勉強会や通信教育など、様々な形でスキルアップの機会を提供していきます。さらに、入社5 年目以降は、公募制による国内大学院派遣・海外研修派遣制度にも応募ができます。
皆さんにも等しくチャンスがあります。男女を問わず積極的に挑戦して下さい。また当社は、女性活躍推進にも力を入れ、出産・育児・介護などのライフイベントでキャリアが途切れないようにするバックアップ制度があります。女性の活躍が促進されてきた結果、管理職への登用も進み、この4 月には、新たに管理職に昇格した人のうち女性が30%を占め、管理職全体に占める女性の割合は二桁、12%に上昇しました。さらに若手活躍の観点でも、中堅層の活躍すフィールドが拡大しています。
皆さんも、大きな夢と希望を持って自ら研鑽を積み、一日も早くトーハンの中心となって活躍して頂きたいと期待しています。

次に、トーハンの三つの経営基本方針についてお話しします。
これは、経営の基本方針であると同時に、社員全員に共通する、最も基本的な仕事のガイドラインです。
第一の「ガバナンスの利いた正道を歩む経営」とは、一人一人が常識的な倫理観をしっかりと持ち、組織としてのチェック&バランスを十分に発揮する健全な企業であり続けるということです。第二の「風通しの良い職場づくりを目指す活力あふれる経営」とは、ワイワイガヤガヤと活気があり、自由闊達で組織を超えて一体感のある会社を目指すということです。そして第三の「一隅を照らす人を大切にする経営」とは、たとえ目立たないポジションでも、コツコツと努力し成果を出す人、そんな一人一人の頑張りを、お互いに広く認め合い、会社としても公正な評価と処遇を行なうということであります。

こうした基本方針を、日々の行動を通して具現化していくために、三つの行動基準があります。それは、「情熱・挑戦・スピード」です。すべてのベースが「情熱」です。情熱という「自分の中から湧きあがる思い」を仕事の原動力とすることで、与えられた仕事も「自分の仕事」になり、やりがいや面白さが、より深く感じられるようになります。
次は「挑戦」。挑戦とは、状況を見極めた上でリスクをとり、自分の力を信じて、難題にもひるまないということです。挑戦のないところに成長も進歩もありません。
そして「スピード」については、標語的に「スピード第一、早く速く」と言っています。
変化の予兆を捉え、素早く仕事に着手したら、結果を出すまで一気呵成にやり抜くことが肝要です。これら「情熱・挑戦・スピード」を、皆さんも肝に銘じて、仕事に生かして頂きたいと思います。

最後に仕事に対する取り組み方についてお話をします。皆さんは新入社員としての研修終了後それぞれの部署に配属されます。それがどんな部署であろうと与えられた仕事に対し真剣に全力で取り組んで頂きたいと思います。私は「仕事の報酬は仕事」ということを常に言っております。担当部署で与えられた仕事を十分にこなせば、新たなレベルの仕事が与えられます。その積み重ねによって自ら成長し、周囲の信頼と評価も受け、おのずと地位も上がっていきます。まずは足元の仕事を挑戦者の気持ちで"ド真剣"にこなしていくことが大切であると申し上げたいと思います。

私は全員参加の経営を標榜しています。トーハンの一人一人の社員が光を放つことで、会社全体の輝きが増してきます。皆さんの活躍を心から期待申し上げ、入社式のお祝いの挨拶にかえたいと思います。


■この件に関するお問い合わせ  トーハン広報室 TEL 03-3266-9587