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トーハン 平成29年度入社式

2017年4月 3日

トーハン 平成29年度入社式

株式会社トーハンは、4月3日午前20170403nyusyasiki.JPG9時より本社8階大ホールにおいて、平成29年度入社式を執り行った。今年度の新入社員は39名(男子21名、女子18名)。
藤井武彦社長は挨拶で、全社員に共通するトーハンの三つの経営基本方針と行動指針に触れ、その意味するところと新入社員としての心構えを説き、激励の言葉を述べた。
挨拶(要旨)は次の通り。

皆さん、入社おめでとうございます。お堀端や江戸川橋の桜も、皆さんの入社を待っていたかのように、見事に咲き誇りました。皆さんの人生の晴れの門出をお祝いいたしますとともに、皆さんが仕事を通して大きく成長し、出版文化の発展のために活躍されることを期待して、ご入社を心から歓迎いたします。

出版業界はいま大転換点にありますが、市場の変化に伴い、トーハンも日々「変化対応」に取り組んでいます。すなわち従来型の取次から、新しい時代の「出版総合商社」へと進化を続けております。
基幹事業である出版物の流通販売については、TONETS V、TONETS i、スコアVを駆使した増売手法に磨きをかけ、需要創造に取り組んでいます。また、雑誌の仕入配本改革にも取り組み、出版社から情報を先取りし、ITを駆使した効率的かつ的確な配本を実現しています。出版市場全体がシュリンクする中でも、トーハンは付加価値の高いサービスで書店をしっかり支え、シェアを確保しながら事業の拡大発展を図っています。
冒頭に申し上げた「出版総合商社」ということですが、トーハンは出版物を基軸としながらも、強みを活かせる事業領域を拡大し、今まさに取次から出版総合商社への進化の過程にあります。すなわち卸売業としてのディストリビューター機能に留まることなく、独自商品の開発など、製造卸の機能を高めながら、ドメインの拡大を図っております。
具体的には、複合事業部門の強化、4月1日付けでニュープロダクト開発部を発足させるなど、特に製造卸機能を強く打ち出していきます。また、海外事業を拡大し、中国マーケットにも橋頭保を打ちつつありますが、それに留まることなく、版権売買をするライツ事業、イベント事業など、ワールドワイドにもさらに積極展開をしていきます。

こうした出版総合商社を具現していくためには、一にも二にも人材の育成が大切になります。この観点から、トーハンは教育研修にことのほか力を入れております。皆さんのこれからの研修の場となるトーハンセミナーハウスは、昨年2月に開設されました。このインフラを中心に、層別・資格別に分けて多岐にわたる研修プログラムが組まれています。
さらに、入社5年目以降は公募制による国内大学院派遣・海外研修派遣制度を実施しています。今年は、その第4期生の派遣も決まっております。皆さんにも等しくチャンスがあります。どうか男女を問わず積極的に挑戦して下さい。
また、トーハンは女性活躍推進にも力を入れています。それをバックアップするワークライフ・バランス支援制度を定め、女性のキャリアが途切れないようなバックアップ体制が取られています。女性の活躍が促進されてきた結果、管理職への登用も進んでおり、この4月1日付で管理職に昇格した方の30%は女性で占めています。
このようにトーハンでは男女の性差や学歴・キャリアを問わないダイバーシティ・マネジメントの実現を進めています。新入社員の皆さんも、どうか大きな夢と希望をもって、みずからも研鑽を積み、トーハンの変化対応と、事業領域の拡大による「出版総合商社」の実現に向けて、一日も早く戦線に参加して頂くことを期待しております。

次に、トーハンの三つの経営基本方針についてお話ししたいと思います。
第一に、ガバナンスの利いた正道を歩む経営
第二に、風通しのよい職場づくりを目指す活力あふれる経営
第三に、一隅を照らす人を大切にする経営
一つ目の「ガバナンスの利いた正道を歩む経営」とは、一人一人が常識的な倫理観をしっかりと持ち、組織としてのチェック&バランスが十分に機能する、健全な企業であり続けるということであります。
二つ目の「風通しの良い職場づくりを目指す活力あふれる経営」とは、自由闊達で組織を超えて一体感のある、いわば梁山泊のような会社を目指すということであります。
三つ目の「一隅を照らす人を大切にする経営」は、コツコツと努力し成果を出す人の頑張りを、お互いに広く認め合い、会社としても公正な評価と処遇を行なうということです。

こうした基本方針を、日々の行動を通して具現化していくために、「情熱」、「挑戦」、「スピード」という三つの行動基準があります。
すべてのベースである「情熱」という「自分の中から湧きあがる思い」を仕事の原動力とすることで、与えられた仕事も「自分の仕事」になり、やりがいや面白さが、より深く感じられるようになります。
次は「挑戦」です。状況を見極めた上でリスクをとり、自分の力を信じて、難題にもひるまない、ということであります。挑戦のないところに成長も進歩もありません。
そして「スピード」については、トーハンでは標語的に「スピード第一、早く速く」と言っています。変化の予兆を捉え、素早く仕事に着手したら、結果を出すまで一気呵成にやり抜くことが肝要であります。ビジネスの世界ではスピードが速いものが勝ち、遅れをとるものは負けるという厳しい現実があります。
ご承知のように出版界の現状は決して甘くはありませんが、それを乗り越えて、将来を切り開いていく、誇りを持って取り組める仕事が、皆さんの前に広がっております。皆さんはトーハンが32年後に迎える創業百周年にも立ち会える方々です。お取引先をはじめ、人との出会いを何より大切にして、同期入社の仲間とともに、夢と希望を持って、存分に腕をふるって頂きたいと思います。

最後に仕事に対する取り組み方についてお話をします。皆さんは新入社員としての研修終了後、それぞれの部署に配属されます。それがどんな部署であろうと、与えられたところで仕事に対し、真剣に全力で取り組んでいただきたいと思います。
私は「仕事の報酬は仕事」という事を常に言っております。担当部署で与えられた仕事を十分にこなせば、また新たなレベルの仕事が与えられます。その積み重ねによって自らも成長し評価も受け、おのずと地位も上がっていきます。まずは足元の仕事を挑戦者の気持ちで真剣にこなしていくことが大切であると申し上げたいと思います。
私は全員参加の経営を標榜しています。トーハンの一人一人の社員が輝きを放つことで、会社全体の輝きが増してきます。皆さんの活躍を心から期待しています。

■この件に関するお問い合わせ  トーハン広報室 TEL 03-3266-9587