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トーハン創立65周年記念式

2014年9月19日

トーハン創立65周年記念式

株式会社トーハンは9月19日午後4時より、本社8階大ホールにおいて創立65周年記念式を開催し、あわせて永年勤続者の表彰を行いました。
今年度の永年勤続者は30年勤続43名で、藤井武彦社長より表彰状と記念品が贈られました。 藤井社長の挨拶は以下の通り。

藤井武彦社長挨拶(要旨)

トーハンが創立65周年を迎えることができたのは、ひとえにお取引先の永年にわたるご支援の賜物であり、本社・支店・各作業所の近隣の方々の温かいご理解のお蔭でもあります。
役職員一同、深く感謝申し上げたいと思います。

こんにちの出版業界は、大きな転換点にあり、我々もいっそう機敏に変化対応していかねばなりません。何より大事なのはこの転換点をチャンスと捉える積極的な姿勢です。

新刊マーケットの縮小に対して、手を打つ余地がまだ大いにあります。統計からも、日本人は活字離れしておらず、むしろ読書の総量は増加傾向にあります。いま一度新刊書店に読者を引き戻すため、読者が気付かずにいる面白い本、役に立つ本、新しい本を、新鮮な切り口と企画で的確にお知らせする手腕が問われます。例えば、「ほんをうえるプロジェクト」は丁寧な取り組みで業界から高い評価を頂いています。また、TONETS V、TONETS iにより市場が可視化され、新たな施策が次々に実現可能となっています。「もう一冊」を売るためにどう行動すべきか、徹底的に販売の現場にこだわる姿勢が重要です。

また一方、本の売上減少をカバーする施策として、複合化の商材開発・売場開発が重要です。 複合化施策「&Partners」では「add文具」「&DeLi」「style F」に加えて、本年3月から大型・文具雑貨売場の「nota nova」をスタートさせました。マーケットの現状を打破するためには、複合事業の展開を一段と拡大・加速していく必要があります。
さらに、物流部門を統合したトーハンロジテックスでは、出版物流の高品質化に加えて、出版以外の新しい事業領域の開拓を進めています。
これからの出版業界は、出版物を中心としながらも、エリアの書店様を核として、新しい商品やサービスを組み合わせる時代になっていきます。だからこそトーハンが複合事業や物流改革に取り組む意味があるのです。

65周年を機に、二つの経営施策を推進します。
一つは、「女性の活躍しやすい職場づくり」の具体化です。私は会社の持続的発展のためには、女性の活躍が欠かせないと考え、社長就任当初から女性プロジェクト・チームを発足させ、共に議論を重ねて来ました。その結果を踏まえ、10月以降二つの取り組みを開始します。第一に、女性職員向けキャリア支援研修を導入します。女性の皆さんに職場において自己実現を図り、キャリアアップにつなげてもらうことが目的です。第二に、ワークライフ・マネジメント支援制度として、育児や介護などの状況に応じて勤務時間の弾力的運用を進めます。

もう一つは、「トーハンセミナーハウス」の設立構想です。トーハンと書店団体との共同事業として、新たな研修施設「トーハンセミナーハウス」を設立します。その目的はトーハン及び書店業界における「プロ人材」いわゆるマイスターの育成であります。社内外の意欲的な人材が集い、研鑽と活発な交流を通して切磋琢磨するインキュベーターとなることを目指し、具体化を進めます。

過去65年間、先人の努力により、トーハンは幾たびもの転換点を生き抜いてきました。この時代に生きる私たちは、私たちのやり方で社業を継続・発展させていく、その歴史的使命を果たさなくてはなりません。転換点にあっても、トーハンの経営がしっかりゆるぎなくあることが、業界全体の安定と安心にもつながります。
65周年の創立記念日にあたり、全員で「情熱」をもって仕事に向き合い、思い切って改革に「挑戦」し、「スピード」感をもってトーハンを前に推し進め、明るい未来を切り開こうという強い心で、全員が力を尽くすことを、皆さんと誓い合いたいと思います。

■この件に関するお問い合わせ  トーハン広報室 TEL 03-3266-9587