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トーハン 平成26年度入社式 社長挨拶

2014年4月 2日

トーハン 平成26年度入社式 社長挨拶

株式会社トーハンは、4月1日午前9時より本社8階大ホールにおいて、平成26年度入社式を執り行いました。今年度の新入社員は32名(男子22名、女子10名)。
藤井武彦社長の挨拶(要旨)は次の通りです。

皆さん、入社おめでとうございます。トーハンは今年9月に創立65周年を迎えますが、これから皆さんが社会人として成長し成熟してゆく過程は、トーハンが歴史を重ね、百周年に向けて発展していく歳月でもあります。ご活躍を期待し、役職員一同、入社を心から歓迎いたします。

まず初めに、私たちの行動指針として特に次の三つのことを申し上げておきます。熱く、強い心で「情熱」をもって仕事に臨み、リスクに対しても果敢に「挑戦」をし、事にあたっては何よりも「スピード」を第一とするということであります。

いま、出版界は大きな転換点にあります。本業であるところの出版物の流通販売については、ベースにあるのは、先人が築いた取引先との信頼関係であり、商品を全国各地に低コストで供給するインフラです。トーハンの物流品質は飛躍的に向上しています。80万点を在庫する桶川SCMセンターから、注文の翌日には書店に到着するまでにスピードアップしています。情報インフラも進歩を続けており、最近はTONETS V、TONETS iによる、データに基づく緻密な販売提案が、実際に書店マーケットの底上げに効果を発揮しております。
また、既刊本を丁寧に売り伸ばす取り組みを昨年から開始しています。社内公募によって選ばれた3人の専任担当者が一年間やってきて、書店や出版社から高い評価を受けるまでになりました。今年度はさらに取り組みを拡充すべく、非公式名称だった「ほんをうえるプロジェクト」という名前を、正式にオーソライズしました。
トーハンとは、こういう会社です。やる気のある社員が集まって会社を動かし、企画を立ち上げ、得意先と一緒に大きく育てていく。今後もこの社風にさらに磨きをかけていきます。若手でもやる気のある人には、どんどん活躍の場を与え、持てる力を発揮していただきます。

私たちがマーケットとしている新刊書店市場は、残念ながら年々シュリンクしてきています。そこで、トーハンは二つの方向から、この問題を解決しようとしています。一つは、出版物の適時適量の流通や、効果的な販売提案に取り組み、売場の魅力を高めて本の売上を伸ばすこと。要するに、本業としての出版業をコア事業として、これからも深めていこうという事であります。もう一つは、本以外の商品やサービスで、新刊マーケットの売上減少をカバーすること。具体的には文具や雑貨などを軸に、ニューコア事業の位置づけで100坪から300坪クラスの売場開発を進めています。また、従来と異なる分野への挑戦も始めています。その例を挙げると、トーハンの物流ノウハウを集約したトーハンロジテックスによる、他企業の物流業務の受託があります。特にネット事業との物流連携がこれからは重要で、この分野でも有力企業との連携に取り組んでいます。そのほかに、日本の急速な高齢化をにらみ、トーハンが所有する不動産の有効活用を兼ねた、介護事業への参入も決めています。

そして、この本社の3,750坪の敷地を生かして、新しい業を興す、トーハン100年の大計ともいえる本社再開発構想プロジェクトについても、全員参加の観点から社内公募でプランを募りました。3月26日には優秀プランのプレゼン大会を開催し、大いに盛り上がりました。

このように、今まさにトーハンは大きく変わりつつあります。自分なりの意見を持ち、意志を持って行動し、環境の変化にもしなやかに対応できる、そしてトーハンや出版界に新しい風を吹きこむ、そんな人材に育ってほしいと期待しています。
今年のお正月、私は社員全員に向けて「天馬行空(天馬 空を行く)」の心意気で行こうというメッセージを発しました。翼を持った天馬が大空を自由闊達に駆け巡る姿になぞらえ、社員の皆さんも従来の枠を超えた活発な施策展開に取り組み、企業カルチャーの面でも若々しく活力あふれる自由奔放な社風を目指していきたい。トーハンの一人一人の社員が光ることで、会社全体の輝きが出てきます。皆さんの積極果敢な行動と、成長と活躍を、心から期待しています。

■この件に関するお問い合わせ  トーハン広報室 TEL 03-3266-9587