ここから本文です

新年仕事始め式 年頭挨拶

2014年1月 6日

新年仕事始め式 年頭挨拶

株式会社トーハンは、1月6日午前9時より新年仕事始め式を行いました。藤井武彦社長の挨拶(要旨)は以下の通りです。

新年おめでとうございます。本年はいよいよトーハン創立65周年の節目であり、昨年以上に全社一丸となって臨みたいと思います。

昨年を振り返りますと、新生トーハンの力がフルに試される年度であり、様々な改革に取り組んだ年でもありました。組織改革や営業施策に加え、市場開発や業務提携効果が上乗せとなり、中間決算は102%の増収、また経常利益ベースで118%の増益を果たすことができました。これは、新生トーハンとしての経営の方向性を明確にし、また変化に対応する諸施策の具体化がベースにあり、皆さんの行動が一つ一つ積み重なった結果であります。下半期、第4四半期もこの方向性に力点を置いて、さらに上半期の不足分も挽回する計画に、目下取り組んでいるところであります。年度目標の売上高5千億円台回復、経常利益35億5千万円の達成に向けて、決して油断はできませんが、十分可能性のあるポジションにいると思います。

業界は目下大きな転換点にあり、市場環境は昨年よりも一段と厳しくなっております。そうした状況下にあっても、昨年のトーハンは、今申し上げたような結果を出すことができました。昨年の大きな収穫の一つは、トーハンが書店・出版社としっかり連携して、適切な対策を、タイミングよく、スピード感を持って実行すれば、「書店の売上を上げ、返品を減らすことができる」という確証を得たことだと思っています。この取り組みを、さらに加速して、拡大していくのが新年の最大のポイントになると思っております。

今年は4月に消費税の税率引き上げが予定され、消費者心理の冷え込みが危惧されます。その中でエリア書店を盛り立て、変化に対応できる強さを、トーハンも一緒になってつくりあげるために、TONETSネットワークを駆使した店頭対策だけでなく、外商対策・図書館対策を通じて、知の地域づくりをさらに深めていく必要があります。一方で雑誌についても、消費者に雑誌の存在とその魅力をきちんと伝え、低落に歯止めを掛ける必要があります。さらに、拡大基調にあるマーケットとしてのCVSについても、配本方式や売場のチェックなど、新しい取り組みによる立て直しが今年の大きなテーマとなります。これに加えて、複合事業本部を中心とする、新商材や、新しい売場作りの提案、あるいはデジタル事業の推進など、反転攻勢の勢いを強めていかねばなりません。

こうした中で、本年9月にはトーハンが創立65周年を迎えるわけであります。しかし、65周年とは企業の歴史にとって、一つの通過点に過ぎません。事業は継続を前提とする、いわゆる"ゴーイングコンサーン"の考え方がありますが、変化に対応できなければ生き残ることはできません。ましてや業界は一大転換点にあるわけで、守るべきものと捨て去るものを良く峻別して、正しい考え方のもと、スピーディに行動しなくてはなりません。この観点に立ち、新年に当たり、二つのことを皆さんに改めてお願いしたいと思います。

まず、ここ一年常に言い続けていることですが、「考える力を意識的に鍛える」ということ。そして第二に、「スピード」であります。
トーハンには底力があります。皆さんが持っているエネルギー、積極的な意識に加えて、一人一人が「考える力」「スピーディに動く力」を鍛えていけば、今後のトーハンは相当強くなると思います。私が市場環境を厳しく分析しながらも、決してトーハンの将来を悲観していないのは、トーハンが「人・物・金・情報」を十分に蓄積しており、特に「人の力の伸びしろ」に大きな期待を持っているからであります。
本年65周年を機に、トーハンの仕事が成り立つ土台を見つめ直し、一人一人が考える、さらに考えて行動するということを、私自身も含めて、今年は特に意識していきたいと思っております。

今年の干支の馬にちなんで申し上げると、「天馬行空」という言葉があります。その意味するところは、天馬が大空を自由にかけめぐる姿になぞらえて、ものの見方や行動が何にも束縛されず伸び伸びと自由奔放なさまであります。我々も今年は「天馬行空」の心意気で、創立65周年のトーハンを大いに盛り上げ、従来の枠を超えた施策を展開し、企業カルチャーの面でも若々しく自由闊達な社風を全社一丸となって目指していきたいと思います。

(平成26年1月6日 午前9時より、トーハン本社にて)

■この件に関するお問い合わせ  トーハン広報室 TEL 03-3266-9587